光 (小説)
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光 | ||
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著者 | 三浦しをん | |
発行日 | 2008年11月26日 | |
発行元 | 集英社 | |
国 | ![]() |
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言語 | 日本語 | |
ページ数 | 304 | |
コード | ISBN 978-4-08-771272-8 | |
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『光』(ひかり)は、三浦しをんによる日本の小説、およびそれを原作とする日本の映画。
小説は2008年11月に集英社より出版され、2013年10月に集英社文庫より文庫化された。2017年11月に大森立嗣監督により映画化された。
あらすじ
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東京の離島・美浜島に暮らす中学生の黒川信之は同級生の美花と交際していた。同じく島に暮らす小学生の輔は、父親から虐待を受けており、気に掛けてくれている信之を兄のように慕っていた。唯一の宝物のカメラをいつも持ち歩いて、信之の後をついて歩いている。
ある夜、神社の境内で美花が男に犯されている現場に遭遇した信之は、激昂に任せて男を撲殺してしまう。その直後、島を大津波が襲い多くの人命を奪った。信之、美花、輔、他に数人の大人が生き残ったが、その大半は島を離れる。信之の罪は大災害の影と共に闇に葬られたかに思われた。
25年の月日が経ち、信之は公務員として働き、妻と幼い娘と共に平穏に暮らしていた。美花は本名を隠し、篠浦未喜という芸名で女優として大成していた。過去の経歴や素性を明かさないミステリアスな女優として人気を博している。そんな二人の前に、島で暮らしていた頃の面影はすっかり消え、低賃金の肉体労働に身を費やしている輔が現れる。25年前のあの夜、信之が殺人を犯した瞬間をカメラに収めていた輔はその写真をネタに執拗に付き纏い、美花をも脅迫する。
映画
光 | |
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監督 | 大森立嗣 |
脚本 | 大森立嗣 |
原作 | 三浦しをん『光』 |
製作 | 近藤貴彦 |
製作総指揮 | 小西啓介 |
出演者 | 井浦新 瑛太 長谷川京子 橋本マナミ |
音楽 | ジェフ・ミルズ |
撮影 | 槇憲治 |
編集 | 早野亮 |
配給 | ファントム・フィルム |
公開 | ![]() |
上映時間 | 137分 |
製作国 | ![]() |
『光』(ひかり)は、2017年の日本のサスペンス映画。大森立嗣が監督と脚本を務める。大森監督が三浦しをんの作品を映画化するのは、『まほろ駅前多田便利軒』『まほろ駅前狂騒曲』に続き3度目。出演は、監督の『さよなら渓谷』に出演した井浦新と、『まほろ駅前多田便利軒』をはじめ3度目の監督とのタッグとなる瑛太[1]。井浦と瑛太は初共演となる[2]。
2017年10月31日、第12回ローマ国際映画祭のオフィシャル・セレクションで上映された[3]。
キャスト
- 黒川信之 - 井浦新
- 輔 - 瑛太
- 篠浦未喜 - 長谷川京子
- 黒川南海子 - 橋本マナミ
- 小野 - 南果歩
- 洋一 - 平田満
- 山内 - 梅沢昌代
- 信之(14歳) - 福崎那由他
- 美花(14歳) - 紅甘
- 輔(幼少期) - 岡田篤哉
- 黒川椿 - 早坂ひらら
製作
撮影は2016年8月20日から9月27日にかけて利島、川崎市近郊で行われた[1]。
脚注
- ^ a b “井浦新×瑛太×大森立嗣監督で三浦しをん「光」を映画化!”. 映画.com (2016年10月22日). 2018年5月16日閲覧。
- ^ “光(大森立嗣監督)インタビュー: 殺意すら真っ向から受け止める 井浦新&瑛太の終わりなき道程”. 映画.com (2017年11月20日). 2018年5月16日閲覧。
- ^ “井浦新「光」携えローマ映画祭へ!観客は狂気の演技に拍手喝さい”. 映画.com. (2017年11月1日) 2018年5月16日閲覧。
外部リンク
「光 (小説)」の例文・使い方・用例・文例
- 黒い布は光を吸収する
- 観光客でにぎわっている町
- 光るものすべてが金とは限らない
- 彼女はその光景を見て驚きでいっぱいであった
- 恐ろしい光景
- 雲間からもれるいく筋かの光
- 海岸には日光がさんさんと注いでいた
- …に目を光らせる
- 雲間から一条の光が漏れてきた
- その光景に私の中の獣が目を覚ました
- 息をのむほど美しい光景
- 南国の太陽の強烈な光
- 栄光に輝いて
- 光が窓から差し込み,彼はまばたきをした
- 日光が雲のすき間から出てきた
- その光景は永遠に彼の心に焼きつけられた
- 観光バス
- その映画を見て子どものころの光景を思い出した
- 明るい蛍光灯のせいで彼女の肌は青味を帯びていた
- グラスが光を受けてきらめいた
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