光電測光の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/19 21:49 UTC 版)
光電測光観測は、ジョエル・ステビンスによるセレン光電池を望遠鏡に取り付けて行った実験に始まり、その高精度な測定の成果はアルゴルの副極小の発見に結びき、その後の近接連星系や変光星の研究の発展に貢献した。検出器の歴史として面白いのは、半導体素子(セレン光電池)→真空管素子(光電子増倍管)→半導体素子(CCDイメージセンサ)と先祖帰りしていることである。 近年の測光観測では、測光精度の点で有利な、比較星と同時測光が可能な冷却CCDカメラが専ら使われてきているが、高速測光の分野ではナノ秒に達する時間分解能を持った光電子増倍管の活躍の余地が残されている。
※この「光電測光の歴史」の解説は、「光電測光器」の解説の一部です。
「光電測光の歴史」を含む「光電測光器」の記事については、「光電測光器」の概要を参照ください。
- 光電測光の歴史のページへのリンク