先駆的な作家たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/29 04:07 UTC 版)
「スペイン黄金世紀演劇」の記事における「先駆的な作家たち」の解説
フアン・デル・エンシーナ(1468年7月2日 – 1529年末から1530年初め)はしばしばスペイン演劇の父と呼ばれる。代表作はCancionero (1496年)であり、これは抒情詩や劇詩を集めたものである。 ジル・ヴィセンテ(1465年–1536年)は「吟遊詩人」とあだ名されるポルトガルの劇作家・詩人である。ポルトガル及びスペインで活動し、フアン・デル・エンシーナとあわせてスペイン演劇の父と見なされている。ポルトガル語とスペイン語、両方の言語で著作した。 ロペ・デ・ルエダ(1510年–1565年)は非常に多才な作家で、ドラマ、喜劇、笑劇などを書いており、スペイン黄金世紀文学の先駆と考えられている。先行する作家はほぼ宮廷向けに執筆を行っていたが、ロペ・デ・ルエダは騒々しいユーモア、下層階級の暮らしに関する詳しい知識、芝居らしい会話を書く才能に恵まれていた。1567年に作品が死後出版された。
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