先端生命医科学センター時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 06:01 UTC 版)
「常田聡」の記事における「先端生命医科学センター時代」の解説
2008年4月以降、東京女子医科大学の隣に設置された『先端生命医科学センター (TWIns)』に研究室を構える。文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業(早稲田大学ハイテク・リサーチセンター)やグローバルCOEプログラム『実践的化学知』教育研究拠点(生体機能部門)のメンバーとなり、多くの大学院生、研究員、共同研究先と医・理・工融合研究を推進している。 2014年1月、常田研究室出身の小保方晴子(理化学研究所ユニットリーダー)が新型万能細胞STAP細胞を発表する。常田も取材に応じて小保方をたたえており、自身が早稲田大学AO入試で面接官をした時や彼女が実験をしていた時の様子を語っていた。しかし、Natureに掲載された論文や博士論文について文章盗用や画像転用の疑惑が生じる。更に副査のバカンティ教授が論文を読んでいないことまで明らかになり、早稲田大学が小保方の博士論文に関する調査委員会を設置する事態に発展。文章盗用の疑惑は常田研究室や理工学学術院の他の博士論文にも波及し、早稲田大学はこの問題についても調査を開始、先進理工学研究科全ての博士論文を調査することになった。7月17日には小保方博士論文の調査結果が発表され、常田ら指導教員の責任も厳しく指摘された。この報告では、常田が十分な指導を行えていなかったことも指摘されている。 詳細は「早稲田大学博士論文不正問題」を参照
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