元木一朗
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元木 一朗 (もとき いちろう、1966年12月8日 - )は、日本のIT企業経営コンサルタント、ブロガー、ラーメン評論家、大学講師、株式会社ライブログの代表取締役CEO、見栄っ張り。
来歴
1966年12月8日に横浜で生まれる。1985年東京工業大学理学部入学、不成績で留年して、当時新設された理学部生命理学科に一期生として所属、1990年卒業、1992年東京工業大学総合理工学研究科生命化学専攻修了。
- 1992年 株式会社三菱総合研究所入社
- 1998年 理化学研究所出向
- 2001年 経済産業省製造産業局生物化学産業課課長補佐
- 2003年 合名会社アドバンジェン代表取締役社長
- 2004年 株式会社HVC戦略研究所研究員
- 2004年 先端健康バイオ産業創出技術調査 ワーキング委員会委員
- 2005年 株式会社WEBOSS取締役
- 2005年 首都圏バイオ・ゲノムベンチャーネットワーク サブ・クラスター・マネージャー就任
- 2005年 首都圏バイオ・ゲノムベンチャーネットワーク コーディネータ評価委員就任
- 2005年 ITベンチャー「株式会社ライブログ」を創業する。
- 2006年 吉備国際大学非常勤講師となる。
- 2007年 株式会社かなぐる取締役に就任する。
- 2007年 株式会社バイオクオリの取締役に就任する。
人物
- 三菱総合研究所在籍時の1995年ごろからラーメン評論家としての活動を開始。当時のペンネームは「魔人ブウ*」。大崎裕史、北島秀一らに呼びかけてラーメン四天王を結成。TOKYO1週間、ぴあなどでラーメン評論を展開した。しかし、TOKYO1週間紙面上での記名記事を講談社に勝手に改変されたことで講談社と衝突。連載から外れることになり、ラーメン四天王は事実上解散した。現在はブログでの評論活動を継続しているが、テレビ、雑誌などのメディアには登場しない。石神秀幸、北島秀一らとは現在も交友があるが、その他のラーメンフリークとはほとんどコンタクトを取っていない。
- 1998年に医学部再受験。センター試験で821/900を取ったものの、千葉大前期、医科歯科大後期に失敗。後者は小論文と面接のみの試験だったため、講演でこの話題に触れるときは「なぜ落ちたのかはさっぱりわからない」と話している。
- 三菱総合研究所では本来の専門であるバイオの仕事ができず、当時の副社長に直談判し、理化学研究所に出向。和田昭允のもと、ゲノム科学総合研究センターの設立に携わる。理化学研究所ではマウスcDNAの財産権についてNIHと交渉する窓口となった。
- 北の丸科学技術館「フォレスト」の遺伝子コーナーをプロデュースした。
- 理化学研究所では広報を担当することもあり、その時に執筆したバイオ関連情報をもとに「親と子のゲノム教室」を出版した。
- 理化学研究所出向期間終了時に三菱総合研究所へ戻らず、経済産業省へ転職した。
- 経済産業省では製造産業局生物化学産業課において事業化支援担当課長補佐として勤務した。本人は「文部科学省のバイオ行政を熟知している人間として、スパイのように経済産業省に入った」「一部の理研研究者からは口もきいてもらえなくなった」と話しているが、その一方で、今でも理研事務方とは交流がある。
- 経済産業省退職後、育毛剤を開発する産総研ベンチャー「株式会社アドバンジェン」の二代目社長に就任した。
- 株式会社アドバンジェン退職後、無職となり、ブログを書き始める。このときの経験をもとにブログの発展性に注目した著書「ブログ・ビジネス」を執筆。ブログのビジネス利用をサポートするITベンチャー株式会社ライブログを創立。
- 将棋アマチュア3段で、株式会社ライブログは将棋の大会に協賛することもある。
- 大学時代体育会スキー部に所属。インカレに4回出場した経験もある。大学院時代に出場した北海道学生オープンのスーパー大回転で左膝前十字靭帯を断裂。以後一年ほど松葉杖で生活した。
- 1990年頃、スキー1級に合格。現在もアルペンレースを続けており、神奈川県、横浜市の大会などで上位に入賞することもある。株式会社ライブログのスキーチームは神奈川県連公認「赤い彗星」である。
- ラーメンにとどまらず、外食グルメ全般について評論を展開。食べログでは常に上位にランクされる有名レビュアーだったが、著作権に関して食べログ運営とトラブルとなり、強制退会となった。その後は自分のブログにレビューを掲載している。
- 映画好きで知られ、Yahoo!ムービーなどを利用して映画評論も実施している。年間50~80本ぐらいを映画館で鑑賞している。
- ピンズコレクターとして有名。日本インターネットピンクラブ会長。
- 左利き。
- 中日ドラゴンズの熱狂的なファン
- 東北大震災にあたり、仙台の被災者からの要望に答え、いわゆる総統閣下シリーズのMAD動画「買い占めするならカネ送れ」を制作。一晩で10万回以上再生されたが、2日後に削除された。以後、「シーベルトについて」「ベクレルとシーベルトについて」と啓蒙ビデオを連発し、「おっぱいぷるんぷるん社長」と呼ばれるようになった。
- なお、この記事は自身で記載、編集されている。
著書
- 親と子のゲノム教室 (2003年、ラトルズ)
- 親と子のゲノム教室韓国語版(2004年)
- ブログ・ビジネス(2005年、ラトルズ)
- Twitter後のネット社会(2011年、アゴラブックス)
- 遺伝子組み換え食品との付き合いかた(2011年、オーム社)
- 総統閣下はお怒りです(2011年、ブックマン社)
共著
外部リンク
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