優美華ピンク【ユミカピンク】(草花類)
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登録番号 | 第4049号 |
登録年月日 | 1994年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | ふうらん | |
登録品種の名称及びその読み | 優美華ピンク よみ:ユミカピンク |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 24日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社高木ナーセリー、麒麟麦酒株式会社 | |
品種登録者の住所 | 千葉県千葉市稲毛区園生町510番地3、東京都中央区新川二丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高木浩二郎 貴志文昭 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,Vanda Patou にNeofinetia falcataを交配した実生苗から育成されたものであり,花はセパル及びペタルは淡紫ピンクの地色に明赤紫の点斑,ぼかしが入り,リップはピンク白の地色に鮮赤紫のぼかしが入るバンダとふうらんの属間交配種である。 株の大きさは中,草姿は正方形,ぎ球茎の有無は無である。葉の正面の形は線形,先端の形はその他,葉の長さは15.1~20cm,幅は21~25mm,斑の発現は無,表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状,花序の長さは5.1 ~10cm,花数は6 ~10,花茎の抽出方向は斜上,花型は平,花の横径及び縦径は4.6 ~6.0cm である。ドーサル・セパル及びラテラル・セパル正面の形は倒長楕円状披針形,幅は11~15mm,長さは21~25mm,斑の型はぼかし・点,地色は淡紫ピンク(JHS カラーチヤート9501),斑の色は明赤紫(同9506),ペタル正面の形は倒披針形,先端の形は円形,幅は11~15mm,長さは21~25mm,斑の型はぼかし・点,地色は淡紫ピンク(同9501),斑の色は明赤紫(同9506),リップ中央裂片正面の形は長方形,幅は5 ~7mm ,長さは11~15mm,斑の型はぼかし,地色はピンク白(同9201),斑の色は鮮赤紫(同9207)である。花の香りは無,開花期は不定期である。 Neofinetia falcataと比較して,株の大きさが大きいこと,セパル及びペタルの地色が淡紫ピンクで明赤紫のぼかし・点斑が入ること,ペタル正面の形が倒披針形であること等で,Ascofinetia Cherry Blossomと比較して,株の大きさが大きいこと,葉に斑の発現が無いこと,セパル及びペタルの地色が淡紫ピンクで明赤紫のぼかし・点斑が入ること,ペタル正面の形が倒披針形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和52年に育成者の農場(千葉県千葉市)においてVanda Patou にNeofinetia falcataを交配し,以後,選抜を行ないながら特性の調査を継続し,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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