儒烏風亭らでん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 13:56 UTC 版)
儒烏風亭らでん Juufuutei Raden | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人物 | ||||||||||
生誕 | 2月4日 | |||||||||
職業 | バーチャルYouTuber | |||||||||
身長 | 159センチ | |||||||||
公式サイト | 儒烏風亭らでん - hololive(ホロライブ)公式サイト | |||||||||
YouTube | ||||||||||
チャンネル | ||||||||||
作者 | カオミン(キャラクターデザイン) | |||||||||
活動期間 | 2023年 - | |||||||||
ジャンル | 生配信、ゲーム実況、歌、雑談など | |||||||||
登録者数 | 104万人 | |||||||||
総再生回数 | 121,455,196回 | |||||||||
事務所(MCN) | ホロライブプロダクション | |||||||||
関連人物 | ||||||||||
挨拶 | 「hololive DEV_ISはReGLOSSの賑やかしネタ枠担当、儒烏風亭一門は前座見習い! 儒烏風亭らでんでございます!」など | |||||||||
| ||||||||||
チャンネル登録者数・総再生回数は 2025年2月25日時点。 |
Juufuutei Raden | |
---|---|
作者 | カオミン(キャラクターデザイン) |
プロフィール | |
誕生日 | 2月4日 |
年齢 | 21歳(デビュー時) |
性別 | 女性 |
身長 | 159センチ |
儒烏風亭らでん(じゅうふうてい らでん、英: Juufuutei Raden[1])は、日本のバーチャルYouTuber。所属事務所はホロライブプロダクションで、VTuberグループ「hololive DEV_IS」内のユニット「ReGLOSS」に所属している。文化・芸能分野に対する造詣の深さが特徴である。
概要
誕生日は2月4日[2]。21歳[3](デビュー時)。身長159センチ[1]。挨拶は「hololive DEV_ISはReGLOSSの賑やかしネタ枠担当、儒烏風亭一門は前座見習い! 儒烏風亭らでんでございます!」[4][1]など。
キャラクターデザインはカオミンが担当した[5][1]。ファンネームは「でん同士」[1]。
ホロライブに興味を持ったのは、アキ・ローゼンタールの『シャルイース』を視聴したことがきっかけである[6][7]。
活動
ホロライブプロダクションに所属するVTuberグループ「hololive DEV_IS」内のユニット「ReGLOSS」に所属しており[8]、2023年9月4日にデビューが告知され[7]、同年9月10日にデビュー配信を行った[1][9]。真っ白な背景をバックに能面を被ったまま登場、しかもカメラから遠く離れており姿がよく見えないまま、飲酒しつつマシンガントークを披露した[9][10]。MoguLiveのライターであるノンジャンル人生およびゆりいかは、この初配信について「強烈な個性を発揮[9]」と、ねとらぼのライターであるコンタケは「大変パワフルな内容[10]」と、Real Soundのライターである草野虹は「今までのホロライブにいないタイプ[11]」とそれぞれ評価している。
配信活動では、「推し語り配信」と称して好きな美術館を紹介したり、自身のおすすめの本について話す「書庫らでん」などを行っている[12]。
また、配信活動のみならず、箱根ガラスの森美術館の企画展での音声ガイドに抜擢されるなど、芸術分野での活動の幅は広がりを見せている[13]。
2024年12月24日、YouTubeのチャンネル登録者が100万人を超えた[14][5]。
人物
落語や美術などの文化・芸能分野に対する造詣の深さが特徴である[12]。
もともとラジオで落語を聞く祖母の影響で興味を持っていたが、コロナ禍の自粛期間中に、YouTubeで落語動画を見たことをきっかけに強い興味を持ちはじめ、自粛期間明けに寄席で桂宮治の「初天神」を聞いたことで落語を好きになった[12]。それ以来毎月一度は寄席に行っているという[12]。好きな落語家は春風亭昇太とその弟子の春風亭昇也で、他の春風亭一門も好んで聞いている[12][15]。現在は「前座見習い」の立場であるといい[9]、そこで培ったトーク力が評価されている[8]。
美術館通いを趣味としているなど美術に強い興味関心があり[8][12]、かつてキュレーターを志望していたことから学芸員の資格も所有している[12]。配信で芸術について解説する際は、専門用語をなるべく使わないよう噛み砕いて説明することや、抽象的な説明だけでなく具体的な話も織り交ぜることを意識しているという[8]。
酒、たばこ、パチスロ好きであることから「酒カス・ヤニカス・スロカスのカスの大三元」を自称している[10]。なお、ホロライブプロダクション所属者で喫煙者であることを公表するのは儒烏風亭が初である[10]。しかし現在では、配信活動、収録活動など多忙であるため、パチスロを打ちに行く回数は減り、たばこもボイトレの影響、儒烏風亭自身の推しであるアキ・ローゼンタールのたばこ嫌いの影響等[16]で吸わなくなり、「酒カス」しか残っていない。
評価
デビュー当初は初配信のインパクトやホロライブプロダクションで唯一喫煙を公表していることなどから破天荒な性格だと思われていたが、美術などの教養が深いことや、ReGLOSSに所属する他メンバーの破天荒さが明らかになっていったことなどによって、2023年12月時点では「常識亭まじめ」「ネタ枠には収まるには無理がある」と評されるようになっている[10]。また、Real Soundのライターである草野虹は「美術・芸術にまつわる博識ぶりが広まるにつれて、初期に見せていた奇人なイメージから、徐々に常識人・知識者としてのイメージへと変わっていく」と評している[11]。
自身の個性について儒烏風亭は「「伝える」ことに長けている喋りと思考」「広く興味を持ち、探求し続けること」だと述べている[8]。ライターのたまごまごは「お酒やギャンブルを愛する型破りな面と、文化・芸能を愛する知的な面のギャップ」が評価されていると述べている[8]。
リリース音源
○出典:hololive(ホロライブ)公式サイト[1]
儒烏風亭らでん
シングル
発売日 | タイトル | 品番 |
---|---|---|
2024年10月30日 | まいたけダンス | CVRD-488 |
2024年11月8日 | しめじダンス | CVRD-496 |
2024年11月14日 | まつたけダンス | CVRD-499 |
2024年11月22日 | しいたけダンス | CVRD-500 |
2024年11月28日 | エリンギダンス | CVRD-501 |
2025年2月21日 | カエンタケダンス | CVRD-531 |
ReGLOSS
シングル
発売日 | タイトル | 品番 | 出典 |
---|---|---|---|
2023年9月11日 | 瞬間ハートビート | CVRD-330 | [17] |
2024年3月24日 | シンメトリー | CVRD-398 | [18] |
2024年8月11日 | 泡沫メイビー | CVRD-454 | [19] |
2024年9月11日 | フィーリングラデーション | CVRD-473 | [20] |
2025年3月10日 | サクラミラージュ | CVRD-545 | [21] |
アルバム
発売日 | タイトル | 品番 | 出典 |
---|---|---|---|
2024年11月6日 | ReGLOSS | CVRD-492 | [22] |
hololive IDOL Project
シングル
発売日 | タイトル | 品番 | 出典 |
---|---|---|---|
2024年3月15日 | ホロライブ言えるかな?hololive SUPER EXPO 2024 ver. | CVRD-406 | [23] |
主な出演
ライブ・イベント
連載
タイアップ
- 箱根ガラスの森美術館 2024年企画展「香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~」(2024年7月19日~2025年1月13日)[注釈 1][27]
- サントリー美術館 - 2025年3月18日、展覧会「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」について、自身のYouTubeチャンネルで解説する[28]
脚注
注釈
- ^ 音声ガイドとして起用される。
出典
- ^ a b c d e f g “儒烏風亭らでん|所属タレント一覧”. hololive(ホロライブ)公式サイト. カバー. 2024年2月24日閲覧。
- ^ 佐藤希 (2024年5月16日). “芸術を愛する儒烏風亭らでんがアート×金の物語「いつか死ぬなら絵を売ってから」をオススメ「一緒にニヤッとしませんか?」”. コミックナタリー. ナターシャ. p. 2. 2024年8月7日閲覧。
- ^ 茶っプリン (2023年9月4日). “ホロライブ傘下の新グループ「hololive DEV_IS」立ち上げ!5人組音楽VTuber「ReGLOSS」デビューへ”. インサイド. イード. 2024年2月24日閲覧。
- ^ 「【雑談】EXPO&fes.ありがとうございました!雑談!!【儒烏風亭らでん #ReGLOSS 】」『YouTube』、該当時間: 3分04秒2025年3月11日 。2025年3月16日閲覧。
- ^ a b “ホロライブ儒烏風亭らでん、YouTube登録者100万人突破 芸術への広範な知識で人気に”. KAI-YOU. カイユウ (2024年12月24日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ こひき庵 (2025年2月5日). “【ホロライブ】儒烏風亭らでんさんが初の生誕ライブ。「ここで出会ったのも何かのご縁」のメンバーが集い、最高のお祭りに”. 電撃オンライン. KADOKAWA Game Linkage. 2025年3月28日閲覧。
- ^ a b Yugaming (2023年9月30日). “新人VTuber 儒烏風亭らでんの放蕩な魅力 アートやカルチャーに深い造詣”. KAI-YOU.net. KAI-YOU. 2024年2月24日閲覧。
- ^ a b c d e f たまごまご 2024, p. 56.
- ^ a b c d ノンジャンル人生; ゆりいか (2023年10月13日). “面白いだけじゃない! ホロライブの新人VTuber儒烏風亭らでんに注目 落語や美術を独自の視点で語る”. MoguLive. Mogura. 2024年2月24日閲覧。
- ^ a b c d e コンタケ (2023年12月26日). “自称“カスの大三元”のホロライブ・儒烏風亭らでんが禁煙を報告 ギャンブルもやらなくなり「個性がなくなる」「本気で悩んでいる」”. ねとらぼ. アイティメディア. 2024年2月24日閲覧。
- ^ a b 草野虹 (2024年1月27日). “美術/芸術の知識豊富なユニークタレント・儒烏風亭らでん”. リアルサウンド テック. blueprint. p. 3. 2024年2月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g 吉田 2024, p. 130.
- ^ “香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~”. 箱根ガラスの森美術館. 2025年1月13日閲覧。
- ^ “【ホロライブ】儒烏風亭らでんさんが100万登録達成。美術や落語などを通じたファン層の拡大に加え、“まいたけダンス”のバズなど“キノコ系VTuber”としても躍進”. 電撃オンライン. KADOKAWA Game Linkage (2024年12月24日). 2024年12月25日閲覧。
- ^ 阿部裕華 (2024年1月17日). “儒烏風亭らでん 文化・美術への愛と知識があふれるV系噺家”. 日経クロストレンド. 日経BP. 2024年5月25日閲覧。
- ^ Raden Ch. 儒烏風亭らでん ‐ ReGLOSS (2024-01-12), 【Gartic Phone】#ホロお絵かき伝言ゲーム またしても何も知らないらでんさん(21)【儒烏風亭らでん #ReGLOSS 】 2024年12月17日閲覧。
- ^ “瞬間ハートビート”. hololive(ホロライブ). カバー. 2025年3月10日閲覧。
- ^ “シンメトリー”. hololive(ホロライブ). カバー. 2025年3月10日閲覧。
- ^ “泡沫メイビー”. hololive(ホロライブ). カバー. 2025年3月10日閲覧。
- ^ “フィーリングラデーション”. hololive(ホロライブ). カバー. 2025年3月10日閲覧。
- ^ “サクラミラージュ”. hololive(ホロライブ). カバー. 2025年3月10日閲覧。
- ^ “ReGLOSS”. hololive(ホロライブ). カバー. 2025年3月10日閲覧。
- ^ “ホロライブ言えるかな?hololive SUPER EXPO 2024 ver.”. hololive(ホロライブ). カバー. 2025年3月10日閲覧。
- ^ 猫塚きてぃ (2025年3月16日). “【ホロライブ 6th Fes.】紫咲シオンさんのラストとなるフェスステージに最大級の歓声。初参戦となるReGLOSSの個性が光るパフォーマンスも必見! トップバッターは『ぽ』です【ステージ2 リポート】”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage. 2025年3月22日閲覧。
- ^ “hololive 6th fes. Color Rise Harmony DAY1のオフィシャルレポート公開!”. hololive(ホロライブ). カバー (2025年3月13日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “【VTuber儒烏風亭らでん】芸能・芸術分野の知識を活かし、活動の幅を広げ続ける! 活動1周年を迎えた彼女がこれから目指すのは…?”. ダ・ヴィンチWeb. KADOKAWA (2024年11月27日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~”. 箱根ガラスの森美術館. 2025年1月13日閲覧。
- ^ “ホロライブ儒烏風亭らでん、サントリー美術館とコラボ エミール・ガレ展を解説”. KAI-YOU. カイユウ (2025年2月28日). 2025年3月16日閲覧。
参考文献
- たまごまご「学問、カルチャー、社会のことまで幅広く!「知ってほしい」を伝えるVtuberたち。」『an・an』第55巻第5号、マガジンハウス、2024年2月、56-57頁、国立国会図書館書誌ID:000000001310。
- 吉田尚記「voice of virtual entertainer vol.22 儒烏風亭らでん」『日経エンタテインメント!』第28巻第2号、日経BP、2024年2月、130頁、国立国会図書館書誌ID:000000100612。
外部リンク
- 儒烏風亭らでん - hololive(ホロライブ)
- Raden Ch. 儒烏風亭らでん ‐ ReGLOSS - YouTubeチャンネル
- 儒烏風亭らでん🐚ReGLOSS (@juufuuteiraden) - X(旧Twitter)
- 儒烏風亭らでん - Spotify
- 儒烏風亭らでん - Discogs
連載
- 儒烏風亭らでんのページへのリンク