儀礼と装飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:12 UTC 版)
花を摘み集めて装飾とする風習は世界中に広く見られる。ポリネシアなどでは、花を髪にさして髪飾りとすることも広く行われている。茎から切り取った花を切り花といい、これを花を方向をそろえて束ねたものを花束(ブーケ)、組み合わせて輪にしたものを花輪という。こうした花は結婚式や葬儀 といった冠婚葬祭における装飾に広く用いられ、キリスト教系の献花や仏教における仏花など、死者を弔うための供え物にも用いられる。 また花は、贈答品としても一般的なものである。花を贈答品とする場合、見かけの美しさ以外に、その香りを重視する場合もある。ヨーロッパやアメリカではバレンタインデーの贈り物には花、とくにバラが多く用いられ、また母の日にはカーネーションが主に贈られるなど、花を贈ることが一般的な祭日も存在する。 花は装飾に多用され、日本の華道、いわゆる生け花もこの方向で高度に発達したものである。また生け花だけでなく、花を乾燥させたドライフラワーも装飾に使用される。
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