儀礼の外形とその意義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/05 00:53 UTC 版)
婚配機密は、儀礼としては聘定式(へいていしき)と呼ばれる結婚指輪の交換を中心とする奉神礼と、新郎新婦が戴冠を行う戴冠礼儀(たいかんれいぎ)と呼ばれる奉神礼で構成される。 古くは聘定式と戴冠礼儀は日にちを分けて行う別々の式典であったが、現代では同日に連続して合わせて行われるのが一般的である。 なお正教会の婚配機密には、西方教会で一般的な「○○よ(中略)貴方は生涯□□を愛することを誓いますか」といった「誓い」に関する質疑(結婚を新郎新婦の契約と看做す傾向の強いラテン式の見方の反映)は無い。正教会の婚配機密においては、二人の同意は機密の真の中心ではなく、戴冠の意味は、教会におけるハリストス(キリスト)の愛の機密の内に、二人が結ばれることにある。
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