傑作 (ボブ・ディランのアルバム)
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『傑作 Masterpieces』 |
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ボブ・ディラン の コンピレーション・アルバム | |
リリース | |
ジャンル | ロック フォーク カントリー・ミュージック |
レーベル | コロムビア |
『傑作』(けっさく、Masterpieces)は、1978年にリリースされたボブ・ディランのコンピレーション・アルバム。1978年のワールド・ツアーの企画盤として日本だけでリリースされ、その後オーストラリアとニュー・ジーランドでもリリースされた。2020年現在は廃盤。
解説
3枚組のベスト盤的内容だが、「親指トムのブルースのように」(1966年5月14日リヴァプール、ライブ)、「スペイン語は愛の言葉」(ピアノ・ソロ・バージョン)、「ジョージ・ジャクソン(ビッグ・バンド・バージョン)」(ヒスあり)、「リタ・メイ」、「ゴチャマゼの混乱」(Alternate Take/Mono Mix、『バイオグラフ』(1985年)初回盤収録のものと同一だが、こちらは Mono Mix)などレア・トラックを収録。
収録曲
特記なき楽曲はボブ・ディラン作詞・作曲
Disc 1
- 天国への扉 - Knockin' on Heaven's Door – 2:30
- ミスター・タンブリン・マン - Mr. Tambourine Man – 5:29
- 女の如く - Just Like a Woman – 4:56
- 『ブロンド・オン・ブロンド』日本盤LP収録バージョン
- アイ・シャル・ビー・リリースト - I Shall Be Released– 3:05
- 怒りの涙 - Tears of Rage – 4:14
- 作詞・作曲: ディラン、リチャード・マニュエル
- 見張塔からずっと - All Along the Watchtower – 2:32
- コーヒーもう一杯 - One More Cup of Coffee (Valley Below) – 3:47
- 『欲望』より
- ライク・ア・ローリング・ストーン - Like a Rolling Stone – 5:17
- 『セルフ・ポートレイト』収録バージョン
- マイティ・クイン - Quinn the Eskimo (The Mighty Quinn) – 2:49
- 『セルフ・ポートレイト』収録バージョン
- 明日は遠く - Tomorrow is a Long Time – 3:02
- 『グレーテスト・ヒット第2集』より
- レイ・レディ・レイ - Lay, Lady, Lay – 5:00
- 『激しい雨』収録バージョン
- 愚かな風 - Idiot Wind – 10:06
- 『激しい雨』収録バージョン
Disc 2
- ゴチャマゼの混乱 - Mixed Up Confusion – 2:30
- Alternate Version/Mono Mix
- 寂しき4番街 - Positively 4th Street – 3:56
- 窓からはい出せ - Can You Please Crawl Out Your Window? – 3:35
- 『バイオグラフ』収録
- 親指トムのブルースのように - Just Like Tom Thumb's Blues – 5:40
- 1966年シングル「アイ・ウォント・ユー」B面
- 1966年5月14日イギリス・リヴァプール、オデオン・シアター、ライブ・バージョン
- スペイン語は愛の言葉 - Spanish Is the Loving Tongue – 3:38
- 1971年シングル「川の流れを見つめて」B面
- ジョージ・ジャクソン - George Jackson – 5:38
- 1971年シングル「ビッグ・バンド」バージョン
- リタ・メイ - Rita May – 3:13
- 作詞・作曲: ディラン、ジャック・レヴィ
- 1976年シングル「メンフィス・ブルース・アゲイン」B面
- 風に吹かれて - Blowin' in the Wind – 2:47
- はげしい雨が降る - A Hard Rain's a-Gonna Fall – 6:54
- 時代は変る - The Times They Are a-Changin' – 3:16
- 戦争の親玉 - Masters of War – 4:33
- ハリケーン - Hurricane – 8:36
- 作詞・作曲: ディラン、レヴィ
Disc 3
- マギーズ・ファーム - Maggie's Farm – 5:30
- サブタレニアン・ホームシック・ブルース - Subterranean Homesick Blues – 2:20
- やせぽっちのバラード - Ballad of a Thin Man – 5:57
- 『追憶のハイウェイ61』より
- モザンビーク - Mozambique – 3:01
- 作詞・作曲: ディラン、レヴィ
- 『欲望』より
- 火の車 - This Wheel's on Fire – 3:52
- 作詞・作曲: リック・ダンコ、ディラン
- アイ・ウォント・ユー - I Want You – 3:09
- 『ブロンド・オン・ブロンド』日本盤LP収録バージョン
- 雨の日の女 - Rainy Day Women #12 & 35 – 4:38
- 『ブロンド・オン・ブロンド』日本盤LP収録バージョン
- くよくよするなよ - Don't Think Twice, It's All Right – 3:40
- ウディに捧げる歌 - Song to Woody – 2:41
- 悲しきベイブ - It Ain't Me Babe – 3:35
- ラブ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット - Love Minus Zero/No Limit – 2:50
- アイル・ビー・ユア・ベイビー・トゥナイト - I'll Be Your Baby Tonight – 2:39
- 『ジョン・ウェズリー・ハーディング』より
- イフ・ナット・フォア・ユー - If Not for You – 2:44
- 『新しい夜明け』より
- 彼女に会ったら、よろしくと - If You See Her, Say Hello – 4:48
- 『血の轍』より
- サラ - Sara – 5:31
- 『欲望』より
リリース歴
国 | 日付 | レーベル | フォーマット | カタログ番号 | 付記 |
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日本 | 1978年3月 | CBSソニー | 3枚組LP | 57AP-875・876・877 | 大型ポスター、ディラン・カード(ナンバー入り)付属 |
オーストラリア | 1978年 | CBS | 3枚組LP | S3BP 220502 | 写真インナー |
2本組カセット | 3PC 502 | 収録順が異なる | |||
ニュー・ジーランド | 1978年 | CBS | 3枚組LP | S3BP 220502 | ニュー・ジーランド・プレス |
オーストラリア | 1987年 | CBS | 2枚組CD | 462448 2 | 4曲("Idiot Wind", "I Want You", "Song To Woody" and "Love Minus Zero/No Limit")を割愛 |
オーストラリア | 1991年 | Colombia | 3枚組CD | 462448 9 | ジャケ違い完全版 |
オーストラリア | 1990年代後半 | Colombia | 3枚組CD | 462448 9 | リマスターされた音質改善盤 |
2本組カセット | 462448 4 |
「傑作 (ボブ・ディランのアルバム)」の例文・使い方・用例・文例
- この小説はとうてい傑作ではないが変わった魅力がある。
- 平凡なジョークに続いた傑作ネタに観客は笑った。
- 彼は1つの傑作を残して去っていった。
- 彼は1つの傑作を残して死んだ。
- わははは!そりゃ傑作だ!
- 彼の後期の絵はすべて傑作とみなされた。
- 彼の傑作はまだ現れていない。
- 私がこの絵が好きなのは、単に有名だからではなくて本当に傑作だからだ。
- 今回の出張は、の本はこの詩人の最高傑作の一つだ。
- 近代小説の中でこれが最高傑作だ。
- たとえいくらかかろうともその傑作は手に入れると、その大富豪は言い張った。
- それらはヨーロッパ芸術の偉大な傑作だ。
- その大富豪は費用には関係なくその傑作を購入するつもりだった。
- その偉大な画家の傑作が壁にさかさまにかかっているを見て、彼は驚いた。
- これが現在までの私の最高傑作です。
- この話は傑作だ。
- この本は彼の最高傑作の一つとみなされている。
- この本は現在のところ彼の最高傑作だ。
- この交響曲は真の傑作だ。
- あの絵画は印象派美術の傑作である。
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