停電発生・大規模化・長時間化の原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 06:59 UTC 版)
「新潟大停電」の記事における「停電発生・大規模化・長時間化の原因」の解説
停電発生時、新潟県下越地方では多量の湿った雪を伴う非常に強い風が広範囲に吹いていた。東北電力の調査によると、この気象条件により海塩粒子を含む雪が電線やがいしに付着して絶縁不良となったこと、さらにギャロッピング現象により送電線同士が接触しあってショートが断続的に起きたことが原因とされている。これらの故障が超高圧の新潟変電所(五泉市)や北新潟変電所(聖籠町)に接続する送電線を中心に8時すぎの短時間に相次いで発生したことで連鎖的に10箇所に広がり、結果として新潟市内を中心とした地域が管内他地域から分離され、不安定な単独運転状態となった新潟火力発電所と東新潟火力発電所も停止したため停電発生となった。一部の新聞報道によれば県内366の送電線路のうち延べ44線路で塩害またはギャロッピングが発生したとされ、暴風雪が収まるまで対策にもあたれなかったため長時間に及んだ。 また24日と25日にも、同様の理由により小規模な停電が発生した[要出典]。
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