停雲館帖
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『停雲館帖』(ていうんかんじょう)は、文徴明父子が嘉靖16年(1537年)に第1巻を作り、以後、名跡を得るごとに順次模刻し、20年間で完成した。10巻本と12巻本の2種があるが、12巻本は徴明没後、祝允明・文徴明の2巻が加えられたものである。その10巻の内容は次のとおりである。 晋唐小楷 『万歳通天進帖』、嵆康『絶交書』(李懐琳臨) 孫過庭『書譜』 懐素『千金帖』など唐人の書 宋人の書 宋人の書 宋人の書 元人の書 元人の書 明人の書 第1巻の王羲之の小楷を除く他は、文徴明とその子(文彭と文嘉)が真跡から鉤模し、章簡父などの名手に刻させたという。模者・刻者ともに精良なため、明代を代表する名帖とされている。
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