倉敷小町【クラシキコマチ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11049号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | ファレノプシス | |
登録品種の名称及びその読み | 倉敷小町 よみ:クラシキコマチ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 2月 21日 | |
品種登録者の名称 | 板谷謙、有限会社フジ園芸 | |
品種登録者の住所 | 岡山県倉敷市上富井558番地、岡山県倉敷市浜町一丁目9番18号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 板谷謙、河野宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、Phalaenopsis「ヒナマツリ」にDoritaenopsis「ハッピーバレンタイン」を交配した実生苗から選抜して育成されたものであり、花色はセパルが黄白の地色に鮮紫ピンク色の脈斑、ペタルが黄白の地色に鮮紫ピンク色のぼかし及び脈斑が入り、リップ中央裂片は赤紫色の部分抱え平咲きのやや小型種である。株の大きさはやや小、草姿は横性である。葉の正面の形は倒披針形、先端の形は不等切形、横断面の形はⅢ型、向きはやや斜上、ねじれは無、幅は76~100㎜、長さは20.1~30㎝、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は6~10、花型は部分抱え平、花の横径は7.6~10.0㎝、縦径は5.1~7.5㎝である。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はⅢ型、横断面の形はⅡ型である。花色はセパルは黄白(JHS カラーチャート2701)の地色に鮮紫ピンク(同8904)の脈斑が入る、ペタルは黄白(同2701)の地色に鮮紫ピンク(同8904)のぼかし及び脈斑が入る、リップの中央裂片及び側裂片は赤紫(同9508)の単色である。花の香りは無、開花期は冬である。「ハッピーバレンタイン」と比較して、セパル及びペタルの地色が黄白であること、ペタルにぼかし及び脈斑が入ること等で、「シティーガール」と比較して、セパルに脈斑が入ること、ペタルにぼかし及び脈斑が入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に育成者(板谷謙)がPhsl.「ヒナマツリ」にDtps.「ハッピーバレンタイン」を交配した実生苗を導入し、7年に育成者の温室(岡山県倉敷市)において、その開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「恋心」であった。 |
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