修復過程の現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 15:22 UTC 版)
カリフォルニア州議会は2003年と2004年の立法により、州資源長官にソルトン湖生態系の修復計画と、それに伴う環境影響報告書を準備するよう指示した。この動きの一部として、資源長官は代案選定過程のあらゆる段階を通じての相談を含め、生態系修復計画の準備を支援する諮問委員会を設立した。カリフォルニア州水資源庁と同魚類生物管理庁はソルトン湖生態系修復とその生態系に依存する野生生物の保護のための最適案を作る動きを指導している。 2008年1月24日、カリフォルニア州議会分析家事務所が「ソルトン湖修復」と題する報告書を公開した。この計画に示された優先案は、25年間で総額90億ドルを遣い、現状より小さいが管理しやすいソルトン湖とすることを提案している。人間と生物が使うことのできる水は現状の365平方マイル (945 km2から60%減の147平方マイル (381 km2) となる。大石、砂利および石柱が大半で建設される全長52マイル (84 km) の堤が土盛土手沿いに造られ、西岸のサンフェリペ・クリークから東岸のボンベイビーチまで北岸に沿った馬蹄形の中に水を囲い込む。湖の中央部はほぼ完全に蒸発させて塩田として機能させ、湖の南部は塩水生生物の生息域になる。これが承認されれば、2011年にも開始され、2035年までに完工するものとされている。
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