信・行とは? わかりやすく解説

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しんぎょう 【信行】

中国北斉隋代仏僧三階教開祖出家して禅を修めた戒律生活の独善さに疑問感じ末法思想影響をうけ、末法時代鈍根衆生救済法として無尽蔵行を提唱文帝招かれ長安真寂寺入り、『対根起行法』『三階教法』などを著し三階教教義完成。(五四〇~五九四)→ 三階教

信行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 21:20 UTC 版)

信行(しんぎょう、540年-594年)は、中国南北朝時代からにかけての僧侶。三階教の教祖。魏州衛国県(現在の河南省濮陽市清豊県)の人。俗姓は王氏。

4歳の頃、牛車が泥にはまり、牛が牽くのに苦しんでいるのを見て泣き止まなかったという[1]。若くして出家し、相州)の法蔵寺・光厳寺で修行した[2]。しかし、後に具足戒を捨て、布一枚を纏い、日に一食のみで過ごし、労役に従事して、貧しい者や苦しんでいる者を救った[1]。ただし、577年(信行38歳の時)に信行が暮らす北斉北周に征服され、征服者武帝が大規模な廃仏政策を行っている(三武一宗の法難)。このため、強制的に還俗させられて、山野に身を潜めざるを得なかったのではないか、とする推測もある[2]。北周がに簒奪されると、廃仏政策が終焉を迎えて、再び僧侶として活動できるようになった[2]。587年に相州の知事に充てた書簡では、僧俗4名と志を同じくして求道生活を送っていることを述べている[2]589年に隋の高官である高熲に招かれて首都・長安に入り、真寂寺を拠点とした[1]。長安で僧俗集団を結成してそれが三階教へと発展するが、本人は乞食行に励むなど質素な修行生活を続けた[1]。開皇14年(594年)正月4日に真寂寺で死去し、終南山に葬られた[1][2]

著書に『対根起行雑法』・『三階仏法』などがあり、弟子は300名以上に上ったが、没後に三階教が弾圧を受けた影響などで著作は散逸し、敦煌石窟や日本伝来の古写本によって再発見された物もある[1][2]

脚注

  1. ^ a b c d e f 『中国仏教史辞典』「信行」
  2. ^ a b c d e f 『アジア歴史事典』「信行」

参考文献

  • 塚本善隆『アジア歴史事典 5』「信行」(平凡社、1984年)P39.
  • 鎌田茂雄『中国仏教史辞典』「信行」(東京堂出版、1981年)P179.

信行(のぶゆき)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 14:34 UTC 版)

パパと親父のウチご飯」の記事における「信行(のぶゆき)」の解説

作中初めて名前が出てきた園児愛梨清一郎家庭環境からかい愛梨取っ組み合い喧嘩になる。

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