保存・転用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 03:15 UTC 版)
「西鉄600形電車 (軌道)」の記事における「保存・転用」の解説
北九州線廃止まで残存し、折尾発黒崎駅前行きの最終列車に使用された621(1952年3月製)は、翌2001年に結成された北九州線車両保存会に引き渡された。2012年以降は西鉄北方線で使用されていた324と共にかしいかえんの「レトロ電車パーク」へ移設され、共に静態保存されている。移設にあたり車体上半分をベージュ、下半分をマルーンとした旧塗装が再現されている他、機器についても北九州車両保存会によって整備が行われており、尾灯やワイパー、方向幕、自動扉などが稼働可能となっている。 また、同じく廃止まで残存していた611についても廃止後に京都郡苅田町にある幼稚園で静態保存され、2018年以降は北九州線車両保存会による修復作業が実施されている。 一方、車両自体が鉄道事業者へ譲渡された事例は存在しないが、台車や主要機器に関しては長崎電気軌道1800形(台車、主電動機)を始め他社の車両に流用されており、621の主電動機や空気圧縮機も長崎電気軌道への譲渡が行われている。
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