保全活動と消滅の危機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 02:37 UTC 版)
このサーフスポットでは、様々な場面で仙台サーフユニオンが活躍している。同ユニオンは、サーフィン大会を主催・共催しているほか、県当局と協議してサーフスポットに隣接する資材置き場を無料駐車場として開放した。また、同ユニオンの主催で毎月第2土曜日にビ−チクリ−ンも行っている。同ユニオンは、サーフスポットおよび周辺に黒板や標識を設置して、鳥獣保護区の保全やサーフスポットでのマナーアップの喚起も行っている。仙台の他のサーフスポットでは、その日の波の情報が書かれた黒板も設置している。 仙台港では、コンテナ流通量増加を受けて拡張計画が進行している。計画では、向洋埠頭の南側のサーフスポットとなっている海を「杭前」まで全て埋め立て、高砂埠頭と連続したコンテナターミナルとすることになっており、このサーフスポットは消滅する予定である。また、現在港内にはトヨタ系の関東自動車工業岩手工場の年産36万台の内23万台を移出するため約7haのヤードがあるが、トヨタ系のセントラル自動車の宮城県大衡村第2仙台北部中核工業団地への進出計画により、移出・輸出用の大型コンテナ船が接岸できる岸壁の整備や完成自動車の保管ヤードを15haに拡大することを仙台商工会議所が国に陳情しており、さらなる拡張で鳥獣保護区の蒲生干潟にも影響が及ぶ可能性がある。そのため、地元サァーファーが中心となって「宮城の海を守る会」を結成し、海浜公園の設置を目指して署名活動をしている。
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