作品の中のヒッポグリフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/29 10:40 UTC 版)
「ヒッポグリフ」の記事における「作品の中のヒッポグリフ」の解説
古代ローマの詩人であるウェルギリウスは『アエネーイス』の中で、不可能、そして不調和を表す比喩として「Iungeant aim grypes equis(グリフォンと馬をかけあわせる)」と表現した。ボルヘスの解説によれば、体長の違いや、架空と実在による不可能という比喩であった原典に、セルウィウスが「アエネーイス注解」で「グリフィンは馬を嫌う」という要素を補強したという。そして、これを元に16世紀のルドヴィーコ・アリオストがヒッポグリフの名を与えて叙事詩『狂えるオルランド』に登場させ、詳細に描写したことでその姿を鮮明にした。また、『ハリー・ポッターシリーズ』では登場人物の乗騎として登場している。「ハリー・ポッターシリーズ」の作者J・K・ローリングは、ヒッポグリフに近づく時は視線を外してはならず、礼儀をもって悪意のないことを示す必要があることや、その生態など、既成の伝承を元に新たな特性を幾つか描写している。
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