伝統的な見合いのプロセス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 15:27 UTC 版)
見合いでは、世話人と呼ばれる第三者が人達の間に入り、概ね次のようなプロセスで仲介を行う。 見合いを希望する人は、まず自分の釣書(つりがき)と呼ばれる写真付きのプロフィールを作成して、世話人に託する。世話人が男女をよく知る人物の場合は釣書を省いて頼む。 世話人は、自分が預かっている釣書の中から、あるいは別の世話人と釣書を交換するなどして、釣り合いの取れそうな相手を見つける。 適切と思われる相手が見つかったら、世話人は相手の釣書を双方に提示する。世話人がお互いをよく知る人物の場合は人品骨柄は良く分かっているので釣書に相当する紹介文を世話人が書く場合もある。 双方が会う事を希望したら、世話人立ち会いの元で実際に対面させる。会場は世話人の家、ホテルのレストランの個室、料亭などプライベートな空間が確保できる場所を選ぶ。父母が立ち会う場合は両家の人数に差を付けないようにする。この時、世話人に会場費などの手数料(プロの世話人の場合は見合い料)を支払う。この費用はお互いの家で折半する。 後日、双方が再度会いたいという意思表示をした場合に、交際に入る。また、二、三度程度交際した後に、交際を継続するかどうか判断してもよい。 結婚が成立した場合は、世話人に謝礼(プロの世話人の場合は成婚料)を行う。プロの世話人でない場合は成婚に至らなくても今後も世話の継続を頼むために金銭である必要はないが多少のお礼は礼儀として必要である。
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