伝来と影響とは? わかりやすく解説

伝来と影響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 22:54 UTC 版)

六祖壇経」の記事における「伝来と影響」の解説

『壇経』の成立について疑いを抱く人も多い。道元偽書と言っている。 同時代すでに、慧能弟子である慧忠が「『壇経』は改変された」と憤慨している。改変者はおそらく荷沢神会(かたくじんね)である。神会慧能死後もその教えを守ることに務め南方禅を広めて北方禅(神秀系統)を圧倒した。 『壇経』は嗣法の証として代々伝授され世に顕れなかった。しかし9世紀以降一般に広まった。 現在残る本としては大きく分けて敦煌出土本と、恵昕編集本二つ系統見られる時代的には敦煌出土本の方が古いが、内容では恵昕本の方が優れているとの指摘もあり、どちらが本来の形を留めているかいまだ意見の対立がある。前者荷沢宗後者洪州宗一門の手による成立とする見方もある。 中国語では『六祖大師法寶壇經』と表記される英語では"Platform Sutra"。Philip Yampolskyによって英訳された。

※この「伝来と影響」の解説は、「六祖壇経」の解説の一部です。
「伝来と影響」を含む「六祖壇経」の記事については、「六祖壇経」の概要を参照ください。

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