企業統治・危機管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 09:46 UTC 版)
田中辰巳 危機管理コンサルタントの田中辰巳は清武の記者会見について「清武代表はコンプライアンスという言葉を誤って使っていた」と辛辣に論評し「順法の観点で見れば、清武代表こそ内部統制に反している」と指摘している。また、そのうえで「コンプライアンスはあまり関係ないと思います。むしろ、ガバナンス、企業統治という視点で一言でいえば、企業を私物化されているのではないかと。コーチの人事について、取締役会長が口を出すというのは犯罪でもなんでもないわけです。ただ、ちょっと、やり方は乱暴で時代錯誤」と述べている。 針木康雄 経営評論家の針木康雄は「昔からプロ野球球団にはワンマンなオーナーはいたが、立場をわきまえている人は余計なことは言わなかった。経営の責任者にとって最も重要なのが人事権なのに、昔の人が人事に口を出すのは最悪だ。そういう会社は現場の団結力が失われてだめになる」と述べている。 森岡孝二 企業倫理に詳しい森岡孝二関西大学経済学部教授は「会社の意思決定のプロセスを無視し、渡辺氏が決定を申し渡すのは明らかに不当。独裁的な経営は弊害が大きいとして、改めていく流れが広がっている」と述べている。
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