企業としてのプレシャス・モーメンツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/06/30 14:56 UTC 版)
「プレシャス・モーメンツ (企業)」の記事における「企業としてのプレシャス・モーメンツ」の解説
当時、サム・ブッチャーはキリスト教関係のフリーマーケットや展示ショーで、自作のカード等を友人のビル・ビール(英: Bill Biel)とともにジョナサン・アンド・デイビッド(英: Jonathan & David)という会社を設立し、細々と販売していた。そもそもは、家族や親戚にクリスマスカードに自分で絵を描いて贈っていたのが始まりだった。 1975年にフリードマン(英: Eugene Freedman)と出会い、1977年にエネスコによる販売業務が決定してからも、プレシャス・モーメンツ商品はジョナサン・アンド・デイビッドが販売元となっていた。しかし1986年、ブッチャーとビールは私情の縺れからジョナサン・アンド・デイビッド社を解散。フリードマンのエネスコ社が公式に販売元となる。同じ頃、サムは自分の私的資産と知的財産を保護するためにサム・ブッチャー・基金(英: Sam Butcher Foundation)とプレシャス・モーメンツ・インクを設立した。 それから20年、プレシャス・モーメンツ陶器人形の売上はどんどん伸び続けたが、1997年にピークを迎え、売上はどんどん落ちていった。ついに2004年にはエネスコがPMIに対し、1,500万ドルの著作権使用に対する支払いが出来ないことを表明した。エネスコはPMIに著作権料値下げの交渉を試みるが交渉は決裂、経営破綻に追い込まれる。2005年4月、エネスコはプレシャス・モーメンツ商品の販売を停止した。
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