仮性アレルゲン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:41 UTC 版)
アレルゲンそのものではないが、アレルギー発症のメカニズムに関与するケミカルメディエーターと同様な物質を含むなどにより、多く摂取すると症状を悪化させ得ると考えられている物質を仮性アレルゲンと呼ぶ。とくに食物アレルギーにおいて、以下のようなものがあると考えられている(鮮度によって異なる場合があるので、不必要に恐れぬこと)。食物アレルギー以外にはほとんど影響しないと考えられている。実際の症状への影響において、これらを避けることを疑問視する見方もあるが、アレルギー患者ではなくとも鮮度の落ちた食材によってヒスタミン中毒などの食中毒を起こすことはある。 ヒスタミンを含むもの(鶏肉、牛肉、エノキタケなど) セロトニンを含むもの(トマト、キウイフルーツ、バナナなど) アセチルコリンを含むもの(くわい、なす、たけのこなど) トリメチルアミンオキサイドを含むもの(カレイ、タラ、スズキなど) ノイリンを含むもの(冷蔵のタラ、サンマなど)
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