代表的構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/10 07:51 UTC 版)
大脳辺縁系の領域は文献により異なる。そのため、ここでは理解の便のために、一般的に大脳辺縁系の一部を構成していると考えられている部位と、その周辺構造を記載する。辺縁系のうち、重要かつ機能の解明されてきている特異な構造として扁桃体と海馬体が挙げられる。(なお、海馬体とは海馬、海馬台、そして歯状回の総称である。)大まかに見て大脳辺縁系は、大脳の表面からは見えない大脳の辺縁皮質(または辺縁葉)とその下の核、そしてそれらを繋いでいる線維連絡から成り立っている。 注意するべきこととしてヒトと実験動物では脳の構造が異なることである。動物でみられる梨状葉を構成する梨状前野や扁桃周囲野、嗅内野はヒトではない構造である。ヒトではブロードマンの脳地図で議論することが多い。
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