他の皇宮内部の建築物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:53 UTC 版)
顕臨閣(世廟) - 太和殿の西に建立されている歴代皇帝と皇后を祀った廟。顕臨閣の庭には、阮朝の下で越南が統一されたことを表す9つの鼎が置かれている。鼎には歴代皇帝の名前とベトナム各地の四季の風景が刻まれており、最も大きい中央の鼎は嘉隆帝に奉げられたものである。フエの建造物の中でも顕臨閣は比較的保存状態が良く、1947年のフランス軍再上陸で被害を受けたものの、修復が行われた。 長生殿(延寿宮) - 1803年に嘉隆帝が母親(中国語版)のために建てた住居。かつては中国式のランプなどが据え付けられていたが、戦災や盗難によって破損したため、建て替えられた。 安定宮 - 啓定帝(カイディン帝、在位:1916年 - 1925年)の離宮として使われていた建物。保大帝の即位まで皇帝の住居として使用されていた。 閲是堂 - かつて皇族が雅楽を鑑賞していた劇場を復元した建物。宮廷音楽と宮廷舞踏のショーが上演されている。 右廡、左廡 - 宿直の高級官僚の控室。右廡は皇宮で使用されていた生活用品の展示室、左廡は記念撮影所として使用されている。
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