他の効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 10:14 UTC 版)
外部電場が印加されると、電気光学効果などの非線形光学現象により、電場の強度に比例(最低次に)して媒質の誘電率テンソルが変動する。これにより媒質の主軸が回転し、媒質を通る光の振る舞いが変化する。この効果を利用して光変調器を作ることができる。 磁場に反応して、複素エルミートである誘電率テンソルを持つことのできる材料もある。これはジャイロ磁気効果もしくは磁気光学効果と呼ばれる。この場合、主軸は楕円偏光に対応する複素数の値をとるベクトルであり、時間反転対称性が破れることがある。例えば、これは光アイソレータの設計に利用することができる。 エルミートではない誘電率テンソルは、特定の周波数において利得もしくは吸収を持つ材料に対応する複素固有値を生じさせる。
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