他の作品に登場するフルングニル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 00:45 UTC 版)
「フルングニル」の記事における「他の作品に登場するフルングニル」の解説
詩人フヴィーンのショーゾールヴル(en)は、この物語を描いた楯を持っていたが、楯にはこの物語を伝える詩が刻まれている(詳細は「長き秋」の項を参照)。 『古エッダ』の『グロッティの歌』第9節には、フルングニル自身もその父親も強かったこと、同『ハールバルズルの唄』第14節には、フルングニルを斃してから彼以上に強い相手とトールが会うことがなかったという趣旨の記述がある。 同じく『古エッダ』の『シグルドリーヴァの言葉』第15節には「ルングニルの車の下で」という表現があるが、これをフルングニルと同一ではないかと考える研究者もいる。 『古エッダ』の『ロキの口論』第61節において、トールはミョルニルのことを「フルングニル殺し」と呼んでいる。また、トールに対するケニングに「フルングニル、ゲイルロズ、スリーヴァルディの殺害者」、「巨人フルングニルの脳天割り」がある。また、フルングニルのことを「スルーズ(トールの娘)の奪い手」と言い換えるケニングがある。詩人ブラギ・ボッダソン(en)は、おそらく物語に基づいて、楯のことを「スルーズの奪い手の足裏の葉」と言い換えている。 また、『コルマクのサガ』(en)の中で謡われる詩では、やはり楯が「巨人ルンクニルの足場」と言い換えられている。
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