人間社会での利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 13:59 UTC 版)
角は楽器にもなり、角笛として使われている。金管楽器の源流が角笛であり、ホルンの場合、語源そのものが角から来ている。水牛の角は三味線の撥の手元部分や特に地歌三味線の駒としても使われる。 また水牛の角は印鑑の素材としても広く使われている。 獣角を加工し酒器とした角杯も知られる。 角は強さの象徴と見なされ、特別な力があると信じられる場合も多かった。角のある動物の剥製を飾りにしたり、角そのものを飾りに用いる例、角を日本刀の置き台にする例などがある。また、サイの角は漢方薬として珍重された(上述されるように単なる角質や毛の塊でしかないため、実際の効能は無い)。角を人間に狙われた動物は枚挙にいとまがない。 人の文化では角は威嚇に使われており、兜や仮面にデザインされる場合が多い。鬼など恐ろしい怪物には角があるとしている文化も多い。漫画的には、怒りを表すときに(いささか古い表現であるが)角を描き加えることがある。また、漫画やアニメに登場するロボットには角を持つものも多い(角を直接戦闘に使う例はほとんどない)。
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