人の呼び方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 14:28 UTC 版)
インド人が相手を呼ぶ時には、一般的に個人名で呼ぶ。また、法的な文書や公式の記録にも個人名が用いられる。近い親族や親しい友人同士は、個人名で呼び合う。同名の人が社会的に近く存在する場合には、個人名の前に「上の / 下の」という形容詞を付けたり、他の綽名で呼んだりする。丁寧な呼びかけをする場合は、श्री / श्रीमती (シュリー / シュリーマティー。英語の Mr. / Ms. にあたる。タミル語では திரு / திருமதி ティル / ティルマティ であるなど、言語によって異なる。) を個人名の前に付けて呼ぶ。さらに敬意を表する場合には、श्री / श्रीमती を付けた個人名の後にさらに「様」 (जी ジー, साहब् サーハブ など) を付ける。 地域によっては、改まった場面では個人名で呼ばずに、称号などの副名を श्री / श्रीमती に付けて呼ぶことがある。 一部の地域、特に非都市部においては、結婚した女性を呼ぶ際には個人名を用いずに、「 (夫の名) の奥さん」「 (子供の名) のお母さん」と呼ぶ慣習がある。
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