互換品の使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 17:36 UTC 版)
ACアダプタを使用する際は機器の付属品、もしくはメーカーの指定品を使用することが望ましい。ただし変圧方式(トランス方式・スイッチング方式)が一致しており、なおかつコネクタの形状・極性と、出力電圧・電流が一致しているのであれば、互換品でも実用上は問題はない。ただし測定機器や医療機器・音響機器(電子楽器・エフェクター・楽器用のアンプ・高級オーディオなど)など、電源由来のノイズに弱い機器で使用する場合は、リップルノイズやスイッチングノイズの多寡も考慮する必要がある。また安定化電源を前提とした設計の機器に安定化回路無しのものを接続したり、シリーズレギュレータのものの代わりにスイッチングレギュレータのものを接続すると、誤動作や故障の原因となることがある。特にトランス式で安定化回路の入っていないACアダプタは、無負荷状態では定格よりも高い電圧が出ているので、他の機器に接続すると回路を破損させてしまう危険性がある。また、さまざまな機器に共通して使用できるよう、出力電圧が可変となっているような汎用性の高いACアダプタも存在する。このような製品では、一般的にプラグの先端部分を使用する機器のコネクタに合わせて交換することが可能になっている。
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