二木式健康法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 18:53 UTC 版)
「酸性食品とアルカリ性食品」の記事における「二木式健康法」の解説
日本では、1921年には医学会の重鎮であった二木謙三が述べる健康法の理論の一つとなっていた。二木は、体内に乳酸が発生し酸過剰になると働けなくなるが、血中にアルカリが多くあれば、これを中和できると述べ、耐久力を説明する根拠としていた。酸性食品を食べることによって血液のアルカリ度が不足すれば、アルカリを体内から補充しなければならないが、逆にアルカリ度が足りていれば身体に蓄積されると言っている。酸性である動物性の食物を食べれば、骨や歯を溶かしてアルカリを補充しなければならないと言った。食品の骨まで食べればアルカリがたくさんとれるので「アシドーシス(酸過剰)」に傾かないと述べた。 しかし2000年代以降、研究によってアシドーシスには筋肉疲労を逆に防ぐ作用があることが示唆されている。詳しくは乳酸の項を参照。
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