乗合事業撤退表明から事業継続へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 17:29 UTC 版)
「札幌ばんけい」の記事における「乗合事業撤退表明から事業継続へ」の解説
2008年4月14日、同月20日をもって円山線と発寒南・真駒内線を廃止、乗合バス事業より撤退することを表明した。後継事業者が決定するまでの期間は札幌市が貸切バスを借り上げて無料運行するとされたが、翌15日に一転して2008年10月までの運行継続を発表した。但し、年間で800万円程度の赤字を計上しているため廃止方針は変わらないとしていた。 2009年5月14日事後処理を弁護士に一任した。ピークの03年3月期に7億5500万円の売上高を上げたが、07年3月期は約6億円に減少、約5000万円の赤字を計上した。その後も、競合激化に加え、設備の老朽化から入場者数は減少を続け、スキーシーズンの終了時に現金が底を付いた。税理士による資産査定を実施した結果、大幅な債務超過が判明したため、スポンサーの選定に入り、債権者に弁護士名で「会社整理のご案内」を通知し同月18日、債権者に債権の一部放棄を要請する会社整理に入った。7月1日にパチンコ店を経営する太陽グループの完全子会社となり、債権者に債権放棄の同意を得た上で事業継続。10月1日、札幌ばんけい株式会社に社名変更して再出発することになった。
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