主に用いられる色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 06:14 UTC 版)
赤 殉教者の血と情熱の色、また聖霊の炎の色とされる。前者の意味合いとしては、枝の主日から始まり主イエスの受難日(聖金曜日)を中心とする受難週/聖週間/聖週(但し聖木曜日は白を用いる)や、信仰ゆえに命を失った聖人(殉教者)のための祝日に着用する。聖霊の色としては、聖霊降臨祭(ペンテコステ)、堅信式、叙階式(聖職按手式)にも着用する。聖霊降臨祭(明るい赤)と聖週間(深紅)で色を区別する場合もある。 白 「純潔」、「喜び」、「栄光」などを表す色。主イエスが降誕したとされる「降誕日」(クリスマス)に始まる降誕節と、主イエスが復活したとされる「復活祭」に始まる復活節の他、聖燭祭、主の変容日など主イエスに関する祝日や、殉教者ではない聖人の祝日などに着用する。また、葬儀に着用することも勧められる。祭服においては明るい金色(シャンパンゴールド)で代用される場合が多いが、聖木曜日には金色を用いず、漂白していない白を用いることがある。 緑 「希望」、「成長」、「生命」、「発展」などを表す色。教会暦の祝日ではない年間を通して、平常時の主日や週日に広く着用される。 紫 「悔い改め」、「慎み」、「待望」、「厳粛さ」などを表す色。アドヴェント(待降節/降臨節)や、四旬節/大斎節に着用される。また、葬儀にも使用されることがある。
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