主なHDR画像形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 15:08 UTC 版)
「ハイダイナミックレンジイメージ」の記事における「主なHDR画像形式」の解説
Radiance HDR形式(英語版) (*.hdr) 1985年にグレゴリー・ワード(Gregory Ward)により作成された、照明のシミュレーションソフトであるRadianceのレンダリングエンジンで使用された画像形式。ファイル形式としてはRGB毎に各8ビットの仮数部とし、これに8ビットの指数部 (E) を加えた32ビットの浮動小数点数表現 (RGBE) を画素として保持しており、これを連長圧縮で圧縮している。OpenEXRが登場するまでの間によく使用されており、現在でも多くのソフトウェアパッケージでサポートされているものの、精度が低下するためOpenEXR形式の方が望ましい。 OpenEXR (*.exr) インダストリアル・ライト&マジック社が開発したHDR画像形式。1999年に開発され2003年にオープン標準として公開された。TIFFが標準でRGB各色32ビットの浮動小数点数表現のみだったのに対し、OpenEXRはRGB各色16ビットの浮動小数点数表現(Half Float)の形式もサポートしており、圧縮方式も連長圧縮、gzipの他、pizの3種類をサポートしている。また、2.2で非可逆圧縮形式のDWAにも対応した。 JPEG XT JPEG画像の拡張仕様の一つであり、HDR浮動小数点画像に対応している。複数のプロファイルがある。 また、TIFF形式にも浮動小数点数のHDR画像データを入れることが可能となっている (通称「Floating Point TIFF」)。対応するかはソフトウェアにより異なる。
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