中毒性皮膚壊死症
【概要】 別名LYLL症候群。薬剤に対する中毒反応で重篤な副作用の一つ。最初は皮膚が赤くなり(紅斑)、表皮の壊死が起こり、水泡形成、全身皮膚の剥離という'やけど'のような症状。高熱、嘔吐、下痢を伴う。ST合剤やペニシリン、ネビラピン、アバカビルで起こすことがあり、死亡例も報告されている。
【対策】 使用量に依存しないアレルギー機序と考えられ、原因薬剤を中止するほかに方法がない。一般に薬を開始して2週間前後で発生することが多い。TENを起こしやすい薬を処方する場合は、患者に症状を教えておき、すぐに連絡を取れるようにしておくことが大切。

中毒性皮膚壊死症と同じ種類の言葉
- 中毒性皮膚壊死症のページへのリンク