中央アジア非核兵器地帯条約とは? わかりやすく解説

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中央アジア非核兵器地帯条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 07:48 UTC 版)

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中央アジア非核兵器地帯条約
     核保有国      NATOの核共有国      NPTのみ      非核兵器地帯
中央アジア非核兵器地帯条約の参加国
  署名および批准
  署名のみ
通称・略称 セメイ条約
署名 2006年9月8日
署名場所 セミパラチンスク
発効 2009年3月21日
締約国 中央アジア5カ国
主な内容 中央アジア5カ国の非核化
条文リンク 条約本文(英語)
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中央アジア非核地帯条約(ちゅうおうアジアひかくちたいじょうやく、英:Treaty on a Nuclear Weapon Free Zone in Central Asia)は、中央アジア非核地帯条約。

2006年9月8日カザフスタンキルギスタンタジキスタントルクメニスタンウズベキスタンの5カ国によって、カザフスタンのセメイ(旧名はセミパラチンスク)で調印されたことから、通称セメイ条約(Treaty of Semei)と呼ばれている。

発効までの経緯

  • 1997年2月、中央アジア5か国が、カザフスタンのアルマティにおける5か国首脳会議声明(アルマティ宣言)にて非核兵器地帯構想を発表。この後、国連に条約案起草支援を要請。国連アジア太平洋平和軍縮センターの支援により、1998年から国連の支援のもとで条約案起草のための専門家会合が開催される。
  • 2002年9月、中央アジア5か国が集まったサマルカンド専門家会合において条約案文の交渉が終了。
  • 2005年2月タシケントで開催された域内会議において早期署名を目指すこと等を確認する「タシケント宣言」が発出される。
  • 2006年9月、カザフスタン旧セミパラチンスクにおいて条約署名式が開催され、5か国が集まり条約に署名する。
  • 2009年3月、条約が発効する。

主な内容

  • 締約国による、核兵器若しくは核爆発装置の研究、開発、製造、貯蔵、取得、所有、管理の禁止
  • 締約国による、自国領域内における他国の放射性廃棄物の廃棄許可等を禁止
  • 議定書で以下のことを禁止
  1. 核兵器国が締約国に対して核兵器の使用及び使用の威嚇を行うことを禁止
  2. 条約もしくは議定書の違反に資する行為をしてはならないと規定

加盟国

2009年3月現在、中央アジア5カ国が加盟している(条約加盟順)。

国名 署名 批准
キルギス 2006年9月8日 2007年3月22日
ウズベキスタン 2006年9月8日 2007年4月2日
トルクメニスタン 2006年9月8日 2008年4月19日
タジキスタン 2006年9月8日 2008年11月12日
カザフスタン 2006年9月8日 2008年11月26日

関連項目

外部リンク



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