中国語における魔改
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 03:25 UTC 版)
魔改(魔改。ピン音:mó gǎi)は中国語圏で用いられるサブカル用語のひとつで、公式側ではなくあくまでファン側が用いる言葉。日本語における「魔改造」が中国語圏に持ち込まれる際に「魔改」となったもの。中国語における魔改の原義は、既製品のフィギュアを個人的な嗜好のもとに改造することをさす。おもに改造の規模の小さいものをハックと呼ぶのに対し、規模の大きいものを魔改と呼ぶ。 現在は兵器に対する兵器娘、戦艦大和に対する宇宙戦艦ヤマトなど、おもに概念の大改造を指して用いる。コンピューターゲームにおいては、日本版のソーシャルゲームを繁体字版として台湾企業がリリースする際、あるいは簡体字版として中国企業がリリースする際、日本版にはない強化改造や機能追加、機体追加が施されることを魔改と呼ぶ。狭義では京都アニメーションによるアニメ化にともなう改変をもさす。転じて、一部では歌曲の翻訳や替え歌、画像改変にもこの言葉を用いる場合がある。 また自作パソコンにおいては、モバイル向けCPUに変換基盤を取り付けてデスクトップPCで使えるようにした魔改CPUなるものが2019年頃から中国のネット通信販売サイト上で出回っている。
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