中国の大師号とは? わかりやすく解説

中国の大師号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 07:29 UTC 版)

大師 (僧)」の記事における「中国の大師号」の解説

北宋初の賛寧による『大宋僧史略』巻下「賜師号によればその始まりは、唐の後半懿宗皇帝咸通11年870年)、旧暦11月14日延慶節の談論の際に、左街の顥に「三慧大師」、右街の僧徹に「浄光大師」の師号賜った時であるとする。つまり、それ以前には法師号や禅師号しか無かったとする。その後、唐末に大師号紫衣濫発されたため、後梁龍徳元年921年)に禁止令が発せられたという。宋初においても、太平興国4年979年)まで、大師号下賜されることは無かった、と結んでいる。 但し、少なくとも、隋の煬帝晋王時代に、智顗から菩薩戒受けた時に智者」の大師号賜った例や、大中2年848年)に唐の宣宗廬山慧遠400年忌に弁覚大師諡号した記録があるなど、実際にはその起源それ以前遡るものと考えられるまた、達磨大師善導大師など、朝廷から下賜されたものではないが、私的な敬称として有名となっている大師号もある。 智者大師智顗538- 597天台宗第三祖。天台大師とも。 慈恩大師基(632年 - 682年法相宗開祖 至相大師智儼 (602年 - 668年中国華厳宗第二嘉祥大師吉蔵549年623年三論宗

※この「中国の大師号」の解説は、「大師 (僧)」の解説の一部です。
「中国の大師号」を含む「大師 (僧)」の記事については、「大師 (僧)」の概要を参照ください。

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