中国の他都市について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 05:01 UTC 版)
「大連ソフトウェアパーク」の記事における「中国の他都市について」の解説
中国には市レベル、省レベル、国レベルのソフトウェアパークは、全部で30か所とも50か所ともいわれている。いわゆる国家レベルのソフトウェアパークは11か所あり、上海、北京、大連、広州、杭州、西安、成都、などである。 各都市のIT関係企業の立地比較では、 上海:中国の商業の中心で、中国に売る商売のIT企業が立地するのに適していて、米国企業を中心に立地が多く、また浦東地区に上海張江ハイテクパーク(上海張江高科技園区)もある。 北京:早くから北京大学・清華大学付近の中関村と呼ばれる地域に中国のIT企業が立地している。中国の政治の中心で、いまだ政府統制が多い通信関係の企業も多く、優秀な大学が多いので研究開発会社が多く設立されている。中関村の北部には中関村ソフトウェアパーク(中関村軟件園)もある。 西安・成都:戦争中に中国の多くの大学が疎開した地域で、近くにロケット基地があり、電子工業も多い。英語・日本語関係はまだまだとされるが、西安軟件園には富士通、NTTデータ(用友軟件との合弁会社)などが進出、成都“天府”軟件園にはIBMが進出している。 各都市のコスト比較はさまざまな形で行なわれているが、いろいろな要素(その土地の給与・住宅費・食料費・英語/日本語の能力など)をインデックス化して、上海を1.0とすれば、北京(およびインドのバンガロール)はほぼ同じ、大連は0.7、西安・成都などの内陸都市は0.6くらいになるなどの分析もある(2003年の調査)。
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