世代と分析
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 13:45 UTC 版)
西尾幹二に批判されるなど左派論客であると自他認める津上俊哉も、「国家」や「民族」を「抑圧する所与の体制」とする戦争における天皇や国家に連なるイメージ全てを拒絶する条件反射だけが残った思想的空洞と「騒擾」以外に何を遺したのかと批判している全共闘世代には、日本の「加害」を強調する自虐を好む者が多いと論じている。右派の自虐史観批判へは疑念を呈する加藤も全共闘世代に多い「被害国への御注進」や「被害者の煽動」を行う一部の自虐的日本人については、「私的な生業」にしているとの疑念が自身の中でも大きくなっていると述べている。自虐史観批判が日本の世論の中で力を得てきた背景について、「自虐」運動を行っている者達の動機や思想に右派左派に属さないその他の日本人が直感的な疑念が沸くようになってきたからではないかと分析している。
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