不正契約問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 00:58 UTC 版)
「あなたの特命取材班#かんぽ生命保険をめぐる不正契約問題」も参照 2018年4月24日のNHKのクローズアップ現代+でかんぽ生命が不正契約を行っていると報道した。 2019年6月27日、2014年4月~2019年3月の間に契約したうち、顧客が生命保険の乗り換えで不利益を被った事例が23,900件に上ると発表した。さらに、これらとは別に顧客が半年以上にわたり新旧契約の保険料を二重に支払っていた事例が約22,000件あることも判明した。2019年7月には、日本郵政の長門正貢社長や、日本郵便の横山邦男社長らが、東京都千代田区大手町で記者会見を行い謝罪した。また特別調査委員会が設置され、伊藤鉄男元次長検事が委員長に就任した。2019年7月10日の時点で、少なくとも10万件の不正契約が見つかっている。2020年3月31日の時点で、2014年4月~2019年3月の間に契約したうち、約183,000件の契約が機械的に調べて見つけられたものとして不正契約の疑いがあるとしている。 2019年12月27日に、金融庁による業務停止命令(2020年1月1日~2020年3月31日)を受け、かんぽ生命社長の植平光彦が退任することになった。合わせて、日本郵政株式会社社長の長門正貢、販売代理店である日本郵便株式会社の社長である横山邦男が退任している。 2020年8月19日現在、特定事案18.3万件のうち、販売員の法令違反が410名、社内ルール違反が2,212名、深掘調査22万件のうち、法令違反が37名、社内ルール違反が3名、見つかっている。2020年8月の営業自粛期間中にも販売員が不正契約を行っていることが発覚している。 2020年10月5日より業務再開。
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