不正入学の発覚と処分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 08:24 UTC 版)
「大阪大学・大阪市立大学医学部入試問題密売事件」の記事における「不正入学の発覚と処分」の解説
このようにして不正入学が行われていたが、3人の出所後に入試問題を盗み出す後継者を見付けられなかった事から裏口入学が上手くいかなくなり、取引相手からも恨まれるようになる。そして主犯の男が大阪市西区の車上で刺殺される事件が発生した。殺害容疑で逮捕されたのは、刑務所にいた3人の残る2人であった。この殺人事件から、入試問題が不正に持ち出されてこれを利用した受験生が入学している事実が明るみになった。これが発覚して報道されたのは1971年3月6日のことである。 この事件での問題を抜き取った犯人の動機は金銭であり、仲介した人物の動機は自身の子息を医学部に入学させたいことからであった。仲介者は自身は1銭も受け取っておらずむしろ被害者であると主張していた。このことにより不正入学した者は大学を自主退学もしくは退学処分となった。実行犯に対しては実刑が下されている。
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