不正入学の手口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 08:24 UTC 版)
「大阪大学・大阪市立大学医学部入試問題密売事件」の記事における「不正入学の手口」の解説
1960年代から1970年代の大阪大学医学部と大阪市立大学医学部の入学試験問題は大阪刑務所(堺市、現・堺区内)で印刷されていた。この刑務所で服役していた3人の受刑者は入試問題の盗難を企てる。この3人のうちの1人が出所した後に、残された2人が刑務所内の印刷工場で印刷された大阪大学医学部と大阪市立大学医学部の入試問題を盗み出し、この入試問題をバレーボールの中に入れ、刑務所での運動時間中に刑務所外に投げ出した。この手口が始まったのは1962年であったとされている。 2人目が出所してからも残された1人は同じ手口で入試問題を盗み続けた。この試験問題が持ち出された後に大阪市内のホテルで大学受験生を集めて入試前日まで勉強させ、受験生1人に付き1000万円程度の報酬を得ていた。
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