下痢
【概要】 液状の大便の回数が異常に多いこと。一般に小腸に原因があるものは水性で量が多く、大腸に原因があるものは回数が多くて痛みを伴いやすい。
【詳しく】 エイズ患者では下痢がよくみられ、治せる病気があるので原因を探す努力が必要である。キャンピロバクター、赤痢菌、非定型抗酸菌などの細菌、クリプトスポリジウムなどの真菌、ランブル鞭毛虫、赤痢アメーバなどの原虫、糞線虫などの寄生虫,サイトメガロウイルスやヘルペスウイルスなどのウイルス、そしてカポジ肉腫や悪性リンパ腫などの腫瘍が下痢の原因になる。HIV自体によっても腸粘膜細胞の萎縮が起こるとされ、吸収不良の結果、HIV消耗症候群になると言われている。細菌性感染症では発熱を伴いやすく、ウイルス感染症や薬剤の副作用では発熱がないこともある。原因を特定して治療をすることが先決。細菌性の場合は止痢剤を使用すべきではない。
《参照》 HIV消耗症候群、 CDC分類カテゴリーB、 CDC分類カテゴリーC
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