熱傷後瘢痕部掻痒感
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/09/14 14:45 UTC 版)
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熱傷後瘢痕部掻痒感(ねっしょうごはんこんぶそうようかん)とは、やけどしたあとの傷痕に生じる強いかゆみである。
このかゆみは大変強く、人によっては不眠になったり、寝ている間かきすぎてシーツが血まみれになっていることもある。
この苦痛を軽減するにはクロルフェニラミンマレイン酸、塩酸フェキソフェナジン、塩酸セチリジンなどの外用薬があるが、特効性はない。ヨモギローションを使用して効果があるとする文献もある[1]。
掻痒感の期間は人にもよるが、約1~2年間。
対策としては、清拭、ステロイド外用薬塗布、包帯の上からたたくなどがある。もっとも効果的なのはかゆみを気にしないように、肉体的キュアのみならず精神的ケアを重視することである。
関連項目
脚注
固有名詞の分類
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