三菱八試複座戦闘機
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「八試複座戦闘機」の記事における「三菱八試複座戦闘機」の解説
三菱は海軍の発注に対し、佐野栄太郎技師と中村考之助の設計によって開発を開始。試作一号機は1934年(昭和9年)1月に完成した。社内名称は「カ-8」。機体は金属製骨組みに羽布張りの複葉固定脚複座戦闘機で、垂直尾翼は双垂直平尾翼とされ、後席からの旋回銃射界確保をはかった。2機が生産されテストを繰り返し改良を重ねたが、1934年9月16日に試験飛行中の二号機が、急降下からの引き起こしの際に空中分解を起こし墜落。これによってテストは中止され、不採用に終わった。
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