万年筆の開発史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 09:09 UTC 版)
現在の万年筆の原型はエジプトのファーティマ朝カリフであるムイッズが衣服と手を汚さないペンを欲したことから、953年に発明された。 その後、1809年9月23日、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、特許を取得したのが最初。イギリスのジョセフ・ブラーマーも7つの特許を取得した。ブラーマーの特許の中には鉄ペンの着想もあり、「fountain pen」(英語で泉のペンの意)の名称を初めて用いている。1819年には、リューイスが2色の万年筆を開発している。また、パーカーが1832年に、てこを利用した、自動インク吸い取り機構を開発した。 その後の1883年に、アメリカ合衆国の保険外交員ルイス・エドソン・ウォーターマンが、調書にインクの染みを作ってしまい、契約を取り逃がしたことをきっかけとして、毛細管現象を応用したペン芯を発明したことが万年筆の基礎となった。
※この「万年筆の開発史」の解説は、「万年筆」の解説の一部です。
「万年筆の開発史」を含む「万年筆」の記事については、「万年筆」の概要を参照ください。
- 万年筆の開発史のページへのリンク