一陽会とは? わかりやすく解説

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一陽会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 20:30 UTC 版)

一陽会(いちようかい)は、日本の美術団体。

二科会を脱会した鈴木信太郎、高岡徳太郎[1]野間仁根を中心とし[2]、同じく二科会を退会した絵画12名、彫刻2名によって1955年(昭和30年)7月に組織された[3][4]

概要

公募展1955年9月から第一回を日本橋高島屋で開催、第4回からは東京都美術館で開催している。2007年の第53回からは六本木国立新美術館に会場を変更し、今日まで開催されている。毎年大阪市立美術館でも開催されている。北陸では、5年に一度石川県立美術館で巡回展が開催されている。また、東京大阪中部愛知岐阜福井富山長野茨城千葉岡山などで各支部展やグループ展が活発に開催されている。

「一陽展」は、写実具象象徴抽象超写実などの多様な様式の、油彩画アクリル画版画ガラス絵水彩画などの平面領域[5]と、彫刻、造形の立体領域[6]の2部構成になっている。

「一陽会」発足の経緯は、一陽会が出版した「一陽会五十年史」や、創設者の一人、鈴木信太郎 (洋画家)の著書「美術の足音 今は昔」などの文献に詳しい。

書籍

脚注

  1. ^ 高岡徳太郎 :: 東文研アーカイブデータベース
  2. ^ 一陽会』 - コトバンク
  3. ^ 「一陽会五十年史」、美術の図書 三好企画、(2004)61-97.
  4. ^ 「二科会のお家騒動 寝耳に水の脱会声明 脱会者、鈴木信太郎、野間仁根、高岡徳太郎の諸氏」「週刊読売」1955.7.24、P20
  5. ^ 新井和夫:島根大学教育学部紀要、27-2(1994)25-48.
  6. ^ 中村義孝他:「名作の作り方」展、茨城県近代美術館(2020)

一陽会 会員

関連項目

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