一部廃止と改修
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/27 16:03 UTC 版)
北陸電力時代の1969年(昭和44年)5月29日、西勝原第一発電所の出力は2万800キロワットから半分以下の1万キロワットに削減された。この変更は、上流側にて九頭竜ダム建設をはじめとする九頭竜川総合開発事業が実施されたことで、西勝原第一発電所にかかわる流域面積が大幅に縮小し河川流量がおよそ半分となったことによる。そのため旧第二発電所の5号機を含めて5台あった発電機のうち3・4・5号機が廃止され、発電機2台体制へと変わった。 建設以来使用された水圧鉄管や水車発電機など施設が老朽化したことから、北陸電力では1997年(平成9年)6月より西勝原第一発電所の全面改修工事に着手した。工事は翌年12月に竣工し、試験を経て発電所は1999年(平成11年)4月より営業運転を再開した。この際、使用水量は従前の11.13立方メートル毎秒に据え置かれたものの、水車発電機の効率増加と遊休落差の回収(有効落差は115.40メートルから117.60メートルへ)の2つにより発電所出力が1万900キロワットへと引き上げられている。
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