一覧の凡例とは? わかりやすく解説

一覧の凡例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 14:01 UTC 版)

コンスタンティノープル総主教の一覧」の記事における「一覧の凡例」の解説

以下の歴代コンスタンティノープル総主教一覧においては在位年ギリシャ文字表記現代ギリシャ語転写日本正教会用いられている転写古典ギリシャ語再建音による転写の順に記載する片仮名転写においては姓は省略するギリシャ文字表記においてはギリシャ語記事に姓の記載がある場合には姓も記事名のまま併記する。 日本にある正教会ある日正教会で最も用いられている標準的な転写には、殆どの場合において古典ギリシャ語よりも現代ギリシャ語の方が近い。これはモラヴィア・ルーシの正教会正教伝えられ中世にはギリシャ語発音が既に古典語よりも現代発音に近いものとなっていたため、当地教会スラヴ語には現代ギリシャ語に近い音が格語尾を落とす形で転写され、これが日本正教会伝えられた事による。現在の日本正教会で最も使われるはこうした経緯を持つ教会スラヴ語再建音を経由した転写であるが、現代ギリシャ語による転写用いられるギリシャ語転写用い場合であっても古典再建音は殆ど用いられない長短音の区別が無いとされる現代ギリシャ語であるが、アクセントのある"ου"を「ウー」と転写するなど、日本において慣例的に長音同様の転写が行われているものについては、慣例従った(例:メリナ・メルクーリ)。 「日本正教会転写」のでは、日本正教会で最も用いられる教会スラヴ語経由転写を記す。ただし日本正教会での標準的な表記不明な場合は、ハイフン「-」を以て空欄とする。 現代用いられている教会スラヴ語には英語の"th"に当たる発音が無いため、ウクライナロシアにおいては"θ(th)"は"ф(f)"によって転写される他方セルビアブルガリアでは"Т(t)"で転写される)。日本正教会の母教会ロシア正教会であるため、"θ(th)"の転写ロシアのものに準じている。 教会スラヴ語の"в(v)"は、日本正教会での古い文献では「ワ・ワィ・ウ・ワェ・ヲ」と転写される事が標準的であるが、近年の文献では「ヴァ・ヴィ・ヴ・ヴェ・ヴォ」と転写される例もある。日本正教会における通用性により、両者表記が本一覧では混在している事に注意古典ギリシャ語の"Φ"は、本記事古典再建表記では"PH (F)"(ハ行)として転写したが、"P"の有気音としてパ行転写する方法もある。 現代ギリシャ語で、"Γ"に母音「イ」「エ」が続く場合、本記事ではガ行として転写したが、喉から出るヤ行の音であるため、「ギ」「ゲ」ではなくイェ」「エ」と転写する方法もある。 東ローマ帝国研究者の間では古典再建音が主流であるが、中世現代ギリシャ語発音から転写する者もいる。

※この「一覧の凡例」の解説は、「コンスタンティノープル総主教の一覧」の解説の一部です。
「一覧の凡例」を含む「コンスタンティノープル総主教の一覧」の記事については、「コンスタンティノープル総主教の一覧」の概要を参照ください。

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